ネタの宝庫

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なんやかんやで家康は変わった、、、のか?心理描写の欠落

家康を殺すというなら、瀬名の命を救うために前回殺せばよかった。
前回では殺すという選択肢がなかったのに、なぜ今回殺そうと思ったのか?
またお得意の「なんやかんや」があったのだろうか?
だが、瀬名の死の前後がこのドラマの大きな山場のはず。なんやかんやの手抜きは許されない。

信長を殺すと言った家康は逆恨みだとの感想が多い。それがなぜか分かった。
大切な要素がまったく描かれていないからだ。
このドラマを成立させる上での大切な要素、それは「自責の念」だ。

瀬名を救えなかった。自分の力不足で救うことができなかった。
瀬名ではなく、自分が死ぬべきだったと普通なら何度も考えるだろう。
家臣たちにはなるべくその姿を見せないようにしたとしても、何かの拍子に吹き出してしまう感情があるはず。

自分を極限まで責めて、それがある時変わる。瀬名が望んでいたのはなんだったのか、と。
そのドラマとしての大切な過程がごっそり抜けて、いきなり信長を殺す。
どうしてそうなってしまうのか、、、殺されるのは大河ドラマファンかも